「肩書」「見た目」「話し方」が先、「話の内容」は後。

若いエンジニアを育てていると、
ついつい「話の内容」への指導が多くなってしまいがちだったりします。

ただ、実際に人が「話を聴く」姿勢になるためには、それ以前に、
 1.肩書
 2.見た目
 3.話し方
これが、非常に重要だったりします。

よく「見た目」や「話し方」は話題に上がることもありますが、そうじゃないんですよね。
人と話をするとき、ほとんどの場合、まずは「肩書」が見られます。

実際にビジネスの場においては、
・どこの会社に所属しているか?
・どんな職種か?
程度の最低限の「肩書」を、名刺交換などで知ってから始まるはずです。

プライベートでも、例えば病院に行ったときに、
医師か・看護師か・薬剤師か、見て話を聞きますよね。

そして、全く同じことを言っていたとしても、
「医師」の言葉と「看護師」の言葉は、印象が違ってくるはずです。

自分もエンジニアとして仕事をしてる中で、
自分より技術に詳しい営業さんに出会ったこともありますが、
お客様は、営業さんの話す言葉より、自分が話す言葉を信じます。

不思議ですよね。
営業かエンジニアか、そんな肩書でも全く違うんです。
それぐらい、「肩書」って重要なんです。

最近の学生は、大学卒が当然というくらい、とても勉強してきていますが、
その分だけ、「肩書」を意識せざるを得ない機会が、
昔よりも減っているのかなーという感があります。

会社に入れば、
「**会社」(社名)
「営業」(職種)
「新人」(属性)
などの肩書が、自動的に付きます。

少しでも早く「話の内容」に耳を傾けて頂けるように、
「肩書」「見た目」「話し方」のハードルの越え方は、
新人育成において、早めにマスターさせたいですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする