本「原子炉時限爆弾」から学べること

3.11以降、何十冊か原発・放射線系の本を読んできたのですが、
この本、読んでいてとても「残念」な気持ちになりました。

「こういう風に文章を書くと、信頼性が落ちるのだなぁ」と。

1. 自分の主張にとって都合の悪いことは一切書かない。
 例えば「原発だけが温排水を出す」というような書き方は、いかがなものかと。

2. 事実と意見を混同して書く。
 「確率87%ならば、つまり確実におこる」 …その13%はどこから?

3. 人を批判し、自分は反省しない。
 人を批判するならば、自分が批判される覚悟を持つ。
 自分が誤ったならば、素直に謝り、反省することが必要。

全体的に、科学的根拠が「?」の部分も色々あるものの、
原発推進派の本にはない視点で、気付かせてくれる点も多い。

著者の 広瀬 隆 氏も、自分なりの志を持って書いているのだと思います。
それだけに「残念」と思うとともに、
自分も文章を書くときには気を付けねばならないと、改めて思う次第です。

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