時間がない、手が足りないとか、色々な理由はあるのでしょうけれど、
「とりあえず、休職して休みましょう。」
という言葉だけで済ませるのは、実に無責任だと、私は思います。
その裏で、復職プランを考えられないのであれば、なんと残酷なことか。
憲法で勤労の義務を追っている限り、というわけではありませんが、
生きている限り、ペースは人それぞれでも、働き続ける必要はあるものです。
調子を崩した人に、ただ「休め」というのは、
道が後ろからどんどん崩れていく中で止まった人に、「そこで止まっていろ」というのと同じことかと。
重度ならばしっかり救護して、早く歩き出せるようにサポートするとか、
軽度ならば歩くでも良いから、ゆっくり、少しでも進めるようサポートするとか、
肩を貸して一緒にあるくとか、それこそ道の崩れを止めるとか、やり方は色々あるはずです。
時間がない、手が足りない、お金がない。
「とりあえず休職」してもらえば、会社としては一番リスクは少ない。
そんな理由で休職させてしまう社会は、変えていかねば。