「Windows Phone IS12T」をさわってみた。

本日、8.25に予想より早くお目見えした「Windows Phone 7」

実物をさわりもせずに、褒めたり批判したりするのは嫌いなので、
取り急ぎ、仕事帰りに電器店にてホットモックを探し、さわってきました。
(さすがにこれ以上、検証機を増やす投資枠がないので…)

やはり東京とは違い「Windows Phone」と書いてあっても人は皆無。
一般のイメージは au = Android なわけです。(そりゃそうだ…)
おかげさまで30分以上、黙々と色々確認出来ました。

さて、結論から言うと、

総合力で「Androidまであと1歩、iPhoneまであと3歩」といったところでしょうか。

以下はあくまで主観ですが、良いと感じた点と、改善した方が良いと感じた点をメモしておきます。

【良いと感じた点】
1. 予想以上に反応が良い
iPhone > WindowsPhone > Android(Samsung/HTC) >>> Android(国内メーカ)
といった感覚。手元のAndroid(HTC)と比べても反応良かったのが、良い意味で予想外!

2. 画面レイアウトやデザインが奇麗
今までのWindowsにはない新鮮なデザイン。
かなりiPhoneやAndroid対抗を意識しているけれど、よくまとまっている印象です。

3. フォントが見やすい
全体的にくっきり&大きめのフォントで、なかなか視認性が高いです。

【改善した方が良いと感じた点】
a. 本体のボタンが押しにくい
細くて深いため、男性が親指の腹で押すのは難しく、操作していたら手に跡がつきました。
まぁ、ここは”女性向け”と割り切っているのであれば、仕方ないのでしょうが…

b. 立ち位置が中途半端
宣伝に片瀬那奈さんを起用=女性向け、という感触なので 上記a もやむなしと思いましたが、
店頭のPopは「PowerPointがそのまま使える」など多数。
ビジネス向けなの?女性向けなの? という立ち位置が曖昧な印象を受けました。

c. ユーザの思考を中心に作られていない
例えば、地図の画面で右下の検索ボタン(ハードウェアボタン)を押すと…必ず「Bing!」の検索に飛びます。
ほとんどのアプリ利用時に有効なのは、3つのボタンのうち、左の戻るボタンのみ。
他を誤って押すと、アプリが中断 もしくは 終了してしまう。
「あぁ、アプリとOSは全く別のチームが作っているのだな」と感じさせる挙動が残念です。

d. 地図が超貧弱
iPhoneもAndroidも、誰かに見せるときに地図を見せたり、
挙動を確認するのに地図を8の字で触ってみたりすると思います。
この地図が、
Android >>> iPhone >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> WindowsPhone
といったくらい、差があります。
標準で経路検索が出来ないからか、NaviTimeが付属してるものの、これが有料と…残念過ぎます。

e. InternetExplorerの見た目が汚い
せっかく全体のフォントなどが奇麗になったのに、
InternetExplorerは、自分が手元に持っているWindows Mobile 6から進化していない印象。
iPhoneの比にならないのは仕方ないにしても、Androidにも及ばない。ここは、もったいないですね。

f. Word/Excel/PowerPointの機能が弱い
特にPowerPoint。もう少し編集出来るものと思いましたが、ほとんど編集出来ないため、
Office365との連携が出来ても、結局機能不十分になりそうという印象でした。

先行しているiPhoneやAndroidがあるため、
こう書くと、どうしても改善した方が良い点が多くなってしまいますが、
個人的には「Microsoftも相当がんばってきたな!」という印象なので、
もしもWindowsPhoneを搭載したタブレットデバイスが出てきたら。
「f. Word/Excel/PowerPointの機能が弱い」 部分も改善出来て、
ビジネスツールとしては、強力なツールになるのでは?なんて思ったりもします。

何にしても、色々な競合があることで業界が盛り上がり、
ユーザが多くの選択肢が得られるようになるのは、嬉しいことですね。

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