「通信の秘密」の在り処

電話系・インターネット系の資格取得時や、
第*種電気通信事業者内の研修において必ず言及される「通信の秘密」
総務省のホームページでも、何かと不安に対する解説が載ってます。
5.通信の秘密、個人情報保護について
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_faq/5Privacy.htm#5-2 「通信の秘密の保護」に関する法律と「通信の秘密」として保護される範囲について教えてください。_

さて、いまの電気通信事業者、
例えば、NTT、KDDI、SoftBankは、
どれほど「通信の秘密」を持っているのでしょう?
個人的な印象ですが、「通信の秘密」に該当する情報は、
すでに電気通信事業法に基づく電気通信事業者の手を離れて、
各アプリケーション提供事業者の手の中、にあると感じています。
Googleでやり取りされるメールやチャット。
Skypeでやり取りされる音声やビデオ会議。
そしてLINE。
SMSの代替というよりも、登録ユーザ全ての電話帳情報を持っていることになるため、
データを統合すれば、プライベートな付記含めた個人情報を有する仕組み。
NHNジャパンはTCAのメンバーでも無いので、
通信の秘密に関する教育を積極的に行う、とは考えにくいわけで。
http://www.tca.or.jp/about_us/member.html
LINE自体は便利なツールとは思いますが、
そのリスクはしっかりと理解した上で使わないと行けませんね。
ただ、残念ながら友人を制御することは出来ないので、
誰かの電話帳に自分が登録されていれば、
既に自分の情報など、全て埋まってしまっているかもしれませんが…

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