エンジニアとカウンセラー、どちらが大変か?

それぞれの面で人とかかわりを持っていると、
それぞれから聞かれます、この質問。

いわゆる、文系・理系の分け方で言えば、

エンジニアは、完全に理系。
カウンセラーは、どちらかといえば文系。

エンジニアは、論理をとらえ、
カウンセラーは、感情をとらえる。

よくも悪くも、正反対なんですね。

なので、エンジニアとカウンセラーを両立している人は非常に少なく、
あるとしてもエンジニアを卒業後、というケースが多い。

…と、前置きが長くなりましたが。

表題の「どちらが大変か?」の回答としては、

・平常時は、エンジニアの方が大変
・非常時は、カウンセラーの方が大変

でしょうか。

”社畜”という言葉の対象になりがちなエンジニアは、
慢性的に忙しいことが多く、平常時は確実にカウンセラーより業務が多いです。

ただ、非常時となると考え方が違ってきて、

エンジニアリングにおける非常は、バグや障害などですね。
これは、どんなに複雑でも、所詮は人が作り出した論理的な問題なので、
いつかは解決できるんですよね。

カウンセリングにおける非常は、クライアントの命の危険があるときです。
これは、どんな論理的な問題よりも難しい。
感情的な問題は、解決できないこともある。ここが大きな違いです。

問題の難しさは、やはり感情の問題>論理の問題であって、
これは宗教をはじめ、世界の多くの問題が実証している通り。

世の中、何が簡単で何が難しいかなど、容易に評価できないものですが、
感情を扱うということは、どんなエンジニアリングよりも難しいと感じています。

どちらにも共通するのは、日々勉強。これだけは間違いないですね。笑

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