恥の数と実力は比例する

「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」

とはよく言ったもので。

最近は、

「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の

だと思っています。

たとえば、社会人になって一年ほど経った頃の若手社員を見ても、

「すみません、今わからないので教えて下さい」

と声に出せる人と、

「確認します」

と言って済ませてしまう人。

前者は、後者の倍以上の成長をしています。

まれに、後者の「確認します」から自分で解を見つけ出す人がいますが、
これは100人に1人くらいの”例外”という感じ。
ほとんどの場合、「確認の仕方」すら分かっていないのに、ということが多いのですね。

で、結局は知る機会を失ってしまう。
これこそ、一生の損。

自分はエンジニア領域・カウンセラー領域、それぞれの立ち位置で関わる人が違いますが、
色々と傾向を分析してみると共通点があって、

1.「教えて下さい」と言えるのは、圧倒的に女性が多い
2.「確認します」といって去ってしまうのは、質問先との実力差が大きいケースが多い
3.「確認します」といって答えを見つけられる”例外”は、ほぼ男性だけ

なんとなく、1は納得が出来るところで、
女性は多くの会話の中で、聞く・聴くということに慣れている傾向が強く、
ここは聞くべき・聞かないべきの判別を瞬時にしている感じです。
昨今の女性活用という傾向自体は、決して間違っていないと思える一面。

面白いのは2で、2~3年上の先輩には「教えて下さい」と言えるのに、
5年上の先輩には「確認します」と去ってしまったりする。

これ、自分が男性だからなんとなく理解できるのは、根本にあるのは”恥”なんですよね。
多くは「そんなことも知らないの?」と思われる、恥を書くのが嫌なんですよね。
※このケース、逆に先輩側も「知らない」と言えない悪循環が出来ているケースも多い!

そりゃ、そうです。人から呆れられたりするのが好きな人なんて、まずいない。

ただ、ここの2→1の壁を越えるか・越えないかで、
1年、2年経った時の実力が、全然違う。圧倒的に違ってしまう。

人の振り見て、我が振り直せ。

どんなに知識が増えても、慢心しないようにしないといかんなと思う今日この頃です。
ネットワークエンジニアとしても、カウンセラーとしても。

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