ビジネスにおいて、プレゼン力が高いことは素晴らしいことです。
さて、プレゼン力を上げるには何より実践が大切ですが、
なかなか”場数”を踏むための機会が得られないケースも多いと思います。
私もその一人です。
もちろん、自分から積極的に「プレゼンしますよ!」と社内外にアピールすることも大切だと思いますが、
自分だけではコントロール出来ないことも多いのが現実です。
こうなると、少ない”場数”を最大限に活かすことが大切になってきます。
そんな中で、カウンセラーの勉強に使っていた「逐語記録」が、
意外にもプレゼンの練習に活用出来る事に気付きました。
普通、プレゼンの練習といえば、
a. とにかく「話す」練習
b. 「話す」「聴く」「話す」練習
c.「話す」「撮る」「話す」練習
といったパターンがありますが、
「書く」
という練習をやっている人は少ない、と思います。
カウンセラーにおける「逐語記録」は、
クライアントとのやり取りを録音させて頂き、一字一句書き起こすことで、
接し方を反省したり、言葉遣いや話のクセを正す手法です。
これをそのままプレゼンの練習に適用すると、
1. 「話す」
2. 話しながら「録る」
3. 録ったものを「聴く」
4. 聴きながら「書く」(逐語記録)
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というサイクルが出来ます。
この「書く」という作業、とても時間がかかるので、
30分のプレゼンを振り返るだけでも、1~4迄で6時間以上はかかると思いますが、
2~3回繰り返すだけで、自分のプレゼンが洗練されていくのがわかるはずです。
その上で”場”に立てば、話す部分での戸惑いは殆どなくなり、
聴衆からの反応や、時間配分などを気にする余裕が出来ます。
プレゼン力を上げたいけれど、「書く」ということをやったことは無い、という方、
是非一度、騙されたと思ってお試し下さい。
…ちなみに、私は「録る」において、iPhoneにこんなアイテムを組合せて使っています。
胸ポケットに入れておいても意外に音を拾ってくれるので、便利です。