セールスエンジニアは弓ではなく刀であるべき。

※あくまで持論です。

セールスエンジニア=技術営業の仕事は、
ICT業界だけに関わらず、製造業などでも存在するわけですが、
そこに至るまでの経歴は、人それぞれで面白かったりします。

1.営業->セールスエンジニア
2.構築SE->セールスエンジニア ※ICT業はコレが中心?
3.研究・開発職ー>セールスエンジニア ※製造業系は結構多い気がする。

セールスエンジニアは、営業に不足している技術面をフォローし、
受注確度を上げるのが、主なミッション。(これも持論。)

なので、営業が居なければ成り立たない仕事なわけです。
攻撃力を倍化する武器であり、営業が0なら何を掛け算しても0な訳です。

そう考えた時、仮に営業が「武士」だとしたならば、
セールスエンジニアは「刀」であるべきだと思うんですよね。
なるべく軽く、扱いやすく、切れ味の鋭い刀。
誰が振り回しても、とりあえずは切れる刀。

1の方が陥りやすいのは、
「武士」が2人になってしまい、武器がないケース。
体術だけでは限界がありますからね。

2や3の方が陥りやすいのは、
武器は武器だけれど、「弓」のような武器になってしまうケース。
「武士」側が鍛錬を積まないと扱えないような技能をようする武器。
つまりは、扱える人が少なくなってしまう。
営業がセールスエンジニアを敬遠してしまう。これは本当に不幸なことで。

確かに、構築や研究は特殊技術がモノを言うことが多いので、
人と同じではなく、槍だったり弓だったり、はたまたロケットランチャーだったり、
何かに特化していたほうが活躍されたりするんですね。
私自身、構築を主にやっていた時は、明らかにスナイパーライフル的に、
本当に的の狭いところを狙っていく武器だった気がしますし…

ただ、セールスエンジニア・技術営業に大切なのは、汎用性であり、
誰とでも組み合わされる能力の方が重宝されるのが現実。

技術者意識の高い人が”特化しない”という選択をするのは難しいですが、
”特化しない”ことによって見えてくる世界もあるのが、世の中の面白いところだったりします。

…まぁ、理想は”使い手に合わせて形状を変える”武器なんでしょうけれど。

そう簡単に変われるものではないので、まずは「刀」がベストかな、と。

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