全ての人に伝わる「例え」は難しい

仕事でスライドを作成する時のお話。

「通信が通らない」ことを表現する際、”車両通行止め”のマークを使っていたんですよね。

  1. 丸と線の組合せでサクッと作れる
  2. イラストよりシンプルで主張し過ぎない
  3. 通信は”トラフィック”とも言うため意図は合う

そんな考えで、もう十数年は使い続けていました。

先日も同じように使って、スライドを説明していたところ、

「このマークって何でしたっけ?なんとなく意図は分かるんですが…」

とのコメントを頂き、ハッとさせられました。

車を使わないエリアに住んでいる方や、免許を持たない方にとって、全く目に入らないマークなんですね。

長い時間をかけて、この感覚を失ってしまい、”知らない人もいる”という発想が抜け落ちていました。

いかん、いかん。

かといって、通行止めマークにする(中が×印)のも表現が強いし、イラストにすると情報量が多すぎる気もする。

どうすれば良いか?の答えは模索が必要ですが、万人に伝えるのは本当に難しいという感覚を常に持ち続けること、大事ですね。

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