仕事でスライドを作成する時のお話。
「通信が通らない」ことを表現する際、”車両通行止め”のマークを使っていたんですよね。
- 丸と線の組合せでサクッと作れる
- イラストよりシンプルで主張し過ぎない
- 通信は”トラフィック”とも言うため意図は合う
そんな考えで、もう十数年は使い続けていました。
先日も同じように使って、スライドを説明していたところ、
「このマークって何でしたっけ?なんとなく意図は分かるんですが…」
とのコメントを頂き、ハッとさせられました。
車を使わないエリアに住んでいる方や、免許を持たない方にとって、全く目に入らないマークなんですね。
長い時間をかけて、この感覚を失ってしまい、”知らない人もいる”という発想が抜け落ちていました。
いかん、いかん。
かといって、通行止めマークにする(中が×印)のも表現が強いし、イラストにすると情報量が多すぎる気もする。
どうすれば良いか?の答えは模索が必要ですが、万人に伝えるのは本当に難しいという感覚を常に持ち続けること、大事ですね。