カウンセラーとエンジニアに共通する能力

先日、産業カウンセラーの資格更新研修を受けてきました。

地方はビデオ講義形式のため、質問など出来ないのが残念でしたが、
講師であった千葉商科大学 上嶋洋一先生の言葉に、
「カウンセラーには、事柄を誰にでもわかる言葉で説明できる力量が必要」
とありました。

クライアントから発される断片的な事柄、複雑な事柄を、
ご本人にわかる形でお返しする力量、ということだと受け止めたのですが、
これ、そのままエンジニアにとって必要な力量だと思います。

「誰にでもわかる」というのはとても難しいですが、
これはとにかくアンテナを広げて、多くの情報を得て、伝える訓練をすることですね。

エンジニアは技術を得ると、それを使いたくなる”手段の目的化”が起こりやすい(と思う)ので、
カウンセラーの視点を意識しながら、日々鍛錬していかねばと改めて感じました。


“手段の目的化”という言葉は、以下の本に書いてあった言葉を拝借。

「なまじ高度な技術を持ってしまうと、自分の持っている技術を発揮することが目的に置き換わってしまう」
…仕事をバリバリやっている時ほど、起こりがちな気がしますね。心に留めて、気をつけねば。

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