多くの人と関わることは、多くの人の死と向き合うこと。

昨日は、自分にウイスキーを教えてくれた、人生の先輩の命日でした。
かれこれ、二年。

彼の好きだった店には、月命日にもちょくちょく顔を出していた結果、おかげさまで、すっかり顔なじみに。
それまでウイスキーに全く縁のなかった、自分の人生が豊かになったことは、間違いなく彼のおかげです。
ありがとう、と感謝しつつ、同僚と献杯してきました。

…そんな日に、届く新たな訃報。
以前の職場で、一緒に提案活動をしていた営業さんが、亡くなったと。

こういう時、無駄な記憶力の良さは邪魔ですねぇ。
営業車で話していたこととか、色々なシーンが思い出されてしまい。

10代のころは、人と関わることを避けて、機械に向き合っていて。
20代になり、社会に出て否応なしに人と関わるようになり、同僚の死と初めて向き合って。
30代にかけ、多くの職場や地域を経験した結果、多くの人と関わって、多くを教わりました。

ただ、多くの人と関わることは、多くの人と別れることでもある。いよいよ痛感する、この頃です。
これから年齢を重ねていくにつれ、そんな別れも増えていくのでしょうね。

だからといって、人と関わることを止めてしまったら、多くを教わったことを無駄にしてしまう。

自分が教わってきたことを、少しでも多くの人に伝えていくこと。
それが自分に関わってくれた人への恩返しだと信じ、明日からも、しっかりやろうと思います。

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