餞別銀行とりだし君に学ぶ、物事の捉え方

かれこれ、20年ほど前から愛用しているこの貯金箱。
銭別銀行とりだし君 ブルー

…といっても取り出せるので、実際には小銭の一時格納庫。

まだまだ未熟で電子工作に明け暮れていた学生だった当時、
この商品の選別方法には感銘を受けたことを今でも忘れないよう、
餞別の流れ方を見るようにしています。

仕組みは凄く単純。

サイズの小さい方から、
1円
50円
5円
100円
10円
500円
と穴があり、
コロコロと転がりながら、自分のサイズにあった穴に落ちる。

本当に単純。

けれども、電子回路を学んでいる時、この方法に気付けなかった。

1円<5円<10円<50円<100円<500円 の概念から抜けられず、 「カメラで認識した画像を処理して云々…」となってしまっていた当時。 答えは、本当に単純なところにあると気付かせてくれた、この餞別銀行。 これを知ったおかげで、単純に直径を元にスイッチの位置を調整し、 餞別&勘定が出来る回路を設計することが出来ました。 複雑に考えることを否定するのではなく、 複雑に考えに囚われてしまい、思考停止に陥りそうな時は、 出来る限り単純に立ち戻ると、意外な解決手段がある。 そんなことに、いまも気付かせてくれる一品。 そして、単純な構造は耐久性も高い。故障率も低い。修理も楽。良いことです。

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