ソフトバンクにASIMOは作れないけれど、ホンダにもPepperは作れない。

ようやく実物を間近で観てこれました。Pepperくん。
http://www.softbank.jp/robot/

実に面白くて、30分くらい、20の自由度それぞれを入念に観察。

決して悪い意味ではなく、造形などを全く意識しなければ、

 「誰にでも作れる」

と感じさせる出来なのが、凄い。

たぶん、ロボコンに出ている高専生なら簡単に組み上げられるくらい、
各自由度を構成する仕組みが単純。

インターネット企業が作ったロボットとはこういうものか、と。
これは製造業には作れないな、と。

クラウドAIなど除いて、単純に「ロボット」という構造体として見ると、
本当に適当なんですよね、動きが。

ASIMOが、スススススス と動くとしたら、
Pepperは、スス、ガコ、ススス という感じ。

安いハードウェアをソフトウェアで補正して、異常な動作を防いでいる。
まさに、インターネット企業の発想。

そんなクオリティだとしても、

 「人によりそうロボット」

だから、これで良いという判断をしたところが、凄い。
これは命に直結する製造業、ホンダには出来ない芸当だな、と。

これからも、
ソフトバンクが命に関わるロボットを作ることは難しいでしょうし、
ホンダが適当なエンタテイメントロボットを量産することは難しいでしょう。

この違いが、実に面白い。

目立っていないけれど、実はホンダも着実に進化していて、
http://www.gizmodo.jp/2014/07/asimo_8.html

それぞれの今後の発展が、本当に楽しみな領域です。

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